CASE 8
笠間の家

陶芸の町のケヤキとサクラ
陶芸の町に建つ、既存のケヤキとサクラを愛でる30代夫婦の住宅です。
建物の東側には、ケヤキの大木があります。
建物へのアプローチは、このケヤキを中心に円弧を描くように計画しました。
敷地の周囲は丘陵の山野草や果樹が茂る傾斜面に囲われ、その縁辺部には建主の原風景であるサクラが並びます。
2階吹抜の開口部は桜並木に向け大きく開きました。
一方で和室においては傾斜面を直接望む開口は設けず、その多様な山野草を飾り棚の一輪挿し(笠間焼)に生け、
四季の風情を象徴的に感じるための空間として設計しました。




- AWARD 第33回茨城建築文化賞 住宅部門 最優秀賞
- PUBLICATION チルチンびと102号 2020冬「薪ストーブのやすらぎ」掲載 住宅建築480号 2020年4月「骨格とディティール」掲載