CASE 9 水戸の家 住宅と事務所を繋ぐ半屋外空間 閑静な住宅地に建つ事務所付き住宅です。 双方が接する建物中央部分には坪庭を据え、屋根のある半屋外空間を設けました。それぞれの玄関があり、屋根には開口を、その下部には植栽を配しています。住宅玄関の戸は季節や状況に応じその中間領域を拡張し、天井は建物全体に広がる大屋根の小屋表シ勾配天井となっています。 この場所は、家の積極的な余白として機能し住まい手の暮らしに寄り添います。体感は木陰の居心地、風は澄んで少しゆっくりと流れます。 PUBLICATION 住宅建築480号 2020年4月「骨格とディティール」掲載 前へ 笠間の家 次へ 流れのある家 10 CASE一覧に戻る